アドレス日本一周 east[18]
投稿日:2013年8月5日
美空ひばりの歌碑
11月24日、JRいわき駅前の「東横イン」でおにぎり、漬物、味噌汁の朝食を食べ出発だ。
「関東編」が終わり、「東北編」が始まる。
スズキの125ccスクーター、アドレスV125Gリミテッドに「さー、行くぞ!」と声をかけて走り出す。いよいよ東北だと思うと気分も一段と高揚する。
いわき駅前から小名浜漁港まで行き、そこからは海岸線を北上。三崎を皮切りにしていわき市の「岬めぐり」をする。
最初の岬の三崎では、小名浜漁港を見下ろす展望台に立った。そこからは賑わう小名浜漁港を一望。魚市場がよく見える。小名浜漁港の北側に突き出た三崎は、小名浜漁港を守る天然の大防波堤になっている。
三崎は岬全体が公園で中央にはマリンタワーがそびえ、岬突端の潮見台には展望台が海上に延びている。この海上展望台は迫力満点。そこからは北へとつづく断崖絶壁を間近に眺める。
つづいて竜ヶ崎、合磯岬、塩屋崎と岬をめぐる。
これらの岬は漁港とセットになっている。
竜ヶ崎は中之作漁港、合磯岬は江名漁港、塩屋崎は豊間漁港という具合。ここでも岬が天然の大防波堤になっている。三崎から塩屋崎まではほぼ3キロほどの等間隔で岬が並んでいる。何とも規則正しい地形だ。
第三紀層の丘陵が波の浸食によってできた塩屋崎では、駐車場にアドレスを止め、急傾斜の階段を上っていく。はーはー息を切らして高さ50メートルほどの海食崖上に立つ灯台にたどり着く。その上からの眺めは絶景。南側には豊間漁港と豊間海岸、豊間の集落、北側には薄磯海岸と薄磯の集落を一望する。
岬の下には美空ひばりの歌碑がある。
春は二重に巻いた帯
三重に巻いても余る秋
暗や涯なや塩屋の岬
見えぬ心を照らしておくれ
ひとりぽっちにしないでおくれ
歌碑には『乱れ髪』の歌詞が彫り刻まれている。歌碑の前には「ひばり人気」を物語るように、缶ジュースや缶ビール、菓子、果物、花束が供えられていた。